2010年以降の著書

「平成22年以降、すなわち2010年以降、個人的には国際教養大学の特任教授としての任を解かれ(平成23年)、いよいよ教育職から離れて著述に専念出来るようになった。これまでの西洋美術史から日本美術史、そして日本の歴史へと研究のシフトをさらに広めて、日本とは何かを、世界史的な観点から考究するようになった。日本の「本当は何がすごいのか’」シリーズはその成果である。さらに『東京の歴史』から関東、東北の歴史の復権を、「高天原」の考察から始めた。また一方でボローニャ大学での日本の美学のイタリア語の講義をし、日本仏教美術展のローマ開催(2016年)に尽力することが出来た。いわば人生の収穫期を迎えたと言って良いかもしれない」。


  1. 『やまとごころとは何か』

    『やまとごころとは何か』 ミネルヴァ書房 2010年(平成22年)1月発刊

    日本史の中の宗教、思想を論じた著書。 神道が縄文文化時代から存在し、それが古墳文化、そして聖徳太子、天武天皇に至るまで一貫した原理になっていることを論じ、そこに仏教文化が移入されて、充実した日本文化の華が開いた。 筆者は神道を共同宗教とし、仏教を個人宗教と弁別し、その両方をもつことにより、はじめて確固とした宗教文化をもつことが出来たと論じている。 その神仏融合の精神が「やまとごころ」なのだ、と。 すでに平成20年までの『新日本学』に連載されていた各論を集大成したもの。 発行が出版社の事情で遅れていた。

  2. 『日本と西洋の対話―一文化史家のたたかい』

    『日本と西洋の対話―一文化史家のたたかい』 出版社: 講談社出版サービスセンター (2010/10)

    美術史学界の第一人者が、西洋中心主義、マルクス主義、自虐史観などを徹底批判。

  3. 『戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」―二段階革命理論と憲法』

    『戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」―二段階革命理論と憲法』 出版社: 展転社 (2011/07)

  4. 『芸術家列伝3 レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ (白水Uブックス)』

    『芸術家列伝3 レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ (白水Uブックス)』 出版社: 白水社 (2011/7/23)

    ルネサンス美術を知るうえで最も重要、かつ読み物としての面白さを兼ね備えたヴァザーリの『列伝』は、長い間古典として読み継がれてきた。その中よりルネサンスの二大巨匠を収録。

  5. 『「写楽」問題は終わっていない』

    『「写楽」問題は終わっていない』 出版社: 祥伝社 (2011/12/9)

  6. 『日本美術全史 世界から見た名作の系譜』

    『日本美術全史 世界から見た名作の系譜』 出版社: 講談社 (2012/4/11)

    将軍万福、国中連公麻呂、定朝、運慶、湛慶、雪舟、尾形光琳、池大雅、北斎、広重、富岡鉄斎、藤田嗣治、多数の逸名作家…。世界美術史の中でも最高水準にある作家たちは、「民族的・宗教的価値」を超える普遍性=「人間性」の表現を実現した。「時代様式」による記述で、縄文から現代にいたる美術作品を縦横に論じた、新日本美術史がここにある。

  7. 『日本の歴史 本当は何がすごいのか』

    『日本の歴史 本当は何がすごいのか』 出版社: 扶桑社 (2012/8/25)

    知っていますか?日本の”いいところ”。伝統と文化の魅力がわかる14話。「和歌」「わび・さび」「もののあわれ」「老舗」などユニークな伝統と文化を生んだ日本の魅力を、美術史の国際的権威が、通史のかたちでわかりやすく説き明かす好著。

  8. 『美しい「形」の日本』

    『美しい「形」の日本』 出版社: ビジネス社 (2013/1/30)

    遮光器土偶、前方後円墳、法隆寺、聖徳太子、運慶の謎に迫る!そして万世一系の天皇も「形」の美だった!?歴史学者や考古学者が見落としていた真実。

  9. 『日本の文化 本当は何がすごいのか』

    『日本の文化 本当は何がすごいのか』 出版社: 扶桑社 (2013/3/23)

    『古事記』『万葉集』『従然草』『富嶽三十六景』、祭り、花見、能、老舗など、日本文化を貫く原理を美術史の国際的権威が、比較文化の視点でわかりやすく説き明かす。日本文化の真髄がわかる全10章。

  10. 『世界史の中の日本 本当は何がすごいのか』

    『世界史の中の日本 本当は何がすごいのか』 出版社: 扶桑社 (2013/6/1)

    日本の歴史は、世界史の視点で比べてみるとよくわかる。四大文明と縄文文明、ギリシア神話と日本神話、コーランと十七条憲法、フランス革命と明治維新、欧米型資本主義と日本型資本主義など、ユニークな対比によって描かれた日本の”いいところ”。大好評『日本の歴史 本当は何がすごいのか』『日本の文化 本当は何がすごいのか』に続くシリーズ第3弾!

  11. 『本当はすごい! 東京の歴史』

    『本当はすごい! 東京の歴史』 出版社: ビジネス社 (2014/5/23)

    日本は東がおもしろい! ? 江戸以降、関東は栄えてきたと思われがちです。しかし歴史を紐解けば関東、とくにいまの東京のポジションは大変ユニークです。どうやら日本建国の謎は関東にあったとしか思えないのです。 決して九州や関西地域ではなく、関東の地にこそ日本建国の秘密があったことの歴史を検証していきます

  12. 『世界文化遺産から読み解く世界史』

    『世界文化遺産から読み解く世界史』 出版社: 扶桑社 (2013/9/25)

    ピラミッド、パルテノン、アンコール、兵馬俑坑…政治・経済・文化の結晶である世界文化遺産から”見えてきた”本当の歴史。 『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体―戦後レジーム

  13. 『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体―戦後レジーム「OSS空間」からの脱却 』

    『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体―戦後レジーム「OSS空間」からの脱却 』 出版社: 展転社 (2014/10)

  14. 『日本の宗教 本当は何がすごいのか』

    『日本の宗教 本当は何がすごいのか』 出版社: 扶桑社 (2014/11/1)

    日本が豊かな歴史と文化をはぐくんできた最大の要因は、「自然」を「神」としたその宗教観にある。なぜ日本人は「自然」を「神」と呼んだのか、『古事記』と『旧約聖書』の決定的な違いは何かなど、西洋美術史研究の第一人者が歴史を題材に、比較文化の視点から解き明かす。

  15. 『日本の歴史 本当は何がすごいのか』

    『日本の歴史 本当は何がすごいのか』 出版社: 扶桑社 (2015/1/31)

    著名な人類学者マライーニ氏の言葉で、著者は日本人の誇りに目覚めた。西洋美術史の権威である著者が、比較文化の視点から、日本の伝統と文化の魅力を通史の形でわかりやすく説き明かす好著。

  16. 『日本史5つの法則』

    『日本史5つの法則』 出版社: 扶桑社 (2016/1/23)

    日本史には法則があり、重要な分岐点では、必ずその法則が働いてきました。 また、その法則に当てはめて検証すると、今日〝定説〟とされていることが誤りである可能性が大きいこともわかってきました。 本書では、日本史を貫く5つの法則を提示するとともに、〝定説〟の誤りに大胆に切り込みます。

  17. 『日本人が知らない日本の道徳』

    『日本人が知らない日本の道徳』 出版社: ビジネス社 (2016/1/23) 共同体(コミュニティ)が生き残るための最重要課題をすべての日本人は無意識に行っている! 日本の道徳に世界は感心している! 日本人ほど「道徳」とも思わず道徳を、「信仰」とも思わず信仰をしている国民は世界でも珍しい。 世界が驚嘆する日本の道徳が、いつ頃、どのようにして生まれたのか、どのような意味を持つのかを、歴史を遡り、宗教観や西洋思想と比較しながら考察する。 身近な作法や常識、外来文化から日本の「道徳」を改めて実感できる1冊! 津川雅彦氏激賞! !
    テロと戦争の世界を救うヒントは日本にあった!
    日本の道徳に世界が近づいている 縄文の自然を畏敬する精霊信仰や生きとし生きるもの全てに命が宿り神が宿る「命の平等」から一万六千年を経て、自然に基づく日本の道徳観がいま! 西洋で注目されているという。 自然の朝昼夕夜、春夏秋冬が繰り返す規律性。自然の極み、自然の怒りに人間の小ささ、儚さ、情の多様さを映しだし、時には人間を叱り、時には優しく包み込む「愛」を感じながら、日本人は大自然から道徳を学んで来たのだと深く納得させられた。 (津川雅彦氏推薦文)

  18. 『戦後日本を狂わせた反日的歴史認識を撃つ』

    戦後日本を狂わせた反日的歴史認識を撃つ 出版社: 展転社 (2016/03/10)

    戦後の日本は、GHQの占領政策によって東京裁判史観を植えつけられ、多くの日本人はその誤った反日的歴史観を信じ込まされてしまった。今こそ日本人は、過てる反日的歴史認識から脱却し、正しい歴史認識を取り戻さなければならない。 【推薦の辞】西洋人が書く歴史はまだまだ西洋中心主義で、西洋植民地主義による世界支配の過程をあたかも文明の優劣であるかのように論じる。加えて日本でも欧米でも歴史家はいまだに唯物史観に縛られている。本書は最近世界的ベストセラーになった歴史書などを槍玉にあげ、日本文明を中心に据えた視座から彼らの無知を叱り、偏見を問い質して、〝学問の原点〟に立ち還ろうとする。明治以来の固定観念に閉ざされ、自分の学界の内部しか見ていない日本人歴史家たちには耳が痛いに違いない挑発の書でもある。
    西尾幹二

  19. 『天平に華咲く「古典文化」:続・「やまとごころ」とは何か (MINERVA 歴史・文化ライブラリー)』

    『天平に華咲く「古典文化」:続・「やまとごころ」とは何か (MINERVA 歴史・文化ライブラリー)』 出版社: ミネルヴァ書房 (2016/7/30)

    日本において本格的な国家はいつ生まれたのか。それは決して近代の産物ではなく、飛鳥から奈良時代にかけての時期に遡る。本書では、『古事記』『日本書紀』の形成、鎮護国家的仏教理論『金光明経』を基にした東大寺や国分寺などの寺院建立、そして『大宝律令』の法令整備などが天皇を中心になされ、ついには世界にもない統一体をもって国家が作り上げられた過程を解明する。『「やまとごころ」とは何か』待望の続編。

    [ここがポイント]
    ◎ 日本という国家はどのように形成されたかを歴史にさかのぼる。
    ◎ 美術史の第一人者が日本文化の深層を描く。

  20. 『鎌倉文化の思想と芸術 – 武士・宗教・文学・美術 – 』

    『鎌倉文化の思想と芸術』 出版社: 勉誠出版社 (2016/08/05)

    生き生きした創造性を中心とする新しい歴史観を確立、鎌倉文化を再評価する!!
    社会、政治、宗教、美術、文学など分野ごとに論じられてきた歴史を統合し、人々の生き生きとした創造性を中心に歴史を再編成する。 運慶の無著像は西行の姿、世親像は文覚上人であるという新発見の論証、など鎌倉文化を再評価する画期的な書。

    東大寺大仏の平家による焼亡、その再建を期に、運慶を中心に天平古典復興と、動的なバロック的美術を生み出した。宮廷文化に取って代わり、武家文化が創造されたのである。そこには後白河上皇、源頼朝、運慶の政治的、文化的な深いつながりがあった。
    鎌倉文化は「宮廷文化」に代わる「武士」や「民衆」の断絶の文化として、また法然や親鸞、道元や日蓮の「新仏教」の時代として変革の時代として語られてきたが、しかし武士は公家の出身であるし、断絶ではなく過去の様式を十分に継承していたのである。そして浄土信仰という「他力本願」は、仏教本来の「自力本願」の精神を失ってゆき、仏教文化は終焉に向ったのである。

  21. 『日本の戦争 何が真実なのか』

    日本の戦争 何が真実なのか 出版社: 扶桑社 (2016/11/30)

    「日本は侵略した」と思っているあなたへ。

    日本は侵略国なのか?
    古代から近現代まで、
    日本の対外戦争史をたどり
    見えてきた真実とは――。

    日本は外国と、なぜ、どのように戦い、
    世界にどんな影響を与えたのか?
    欧米諸国や中国などとは異なる
    日本の一貫した姿がいま明らかになる!

    内容
    ○日本人と西洋人の戦争観はこんなに違う
    ○「侵略」という言葉では正しい戦争理解はできない
    ○日本最初の対外戦争としての「三韓征伐」
    ○「白村江の戦い」――日本はなぜ朝鮮半島に兵を送ったのか
    ○「刀伊の入寇」――日本史上、初めて「攻めてきた」外敵・女真族
    ○「元寇」とはどのような戦いだったのか
    ○豊臣秀吉の朝鮮出兵の本当の理由
    ○「薩英戦争」と「下関戦争」で日本が侵略されなかった理由
    ○「日露戦争」でも貫かれた日本の〝専守防衛〟
    ○「日韓併合」の真実
    ○新資料の公開で明らかになる日米戦の真実

  22. 『増補版 日本の文化 本当は何がすごいのか』

    『増補版 日本の文化 本当は何がすごいのか』 出版社: 扶桑社文庫 (2016/12/02)

    日本文化の精髄は「神道」にあり!
    神話から、古墳、仏像、葛飾北斎まで
    “クールジャパン”の源泉に迫る!

    イタリア美術史研究の第一人者である著者が、
    比較文化の視点から日本文化の基底に見たもの、それは神道だった。
    本書では、縄文土器、古墳、『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』、西行の歌、芭蕉の俳句、
    葛飾北斎の浮世絵、さらに仏像までが、神道の心を表していることを具体的に解説している。
    北斎の絵は、なぜセザンヌやゴッホらに大きな影響を与えたのか?
    日本の神話が語っている日本文化の特色とは何か?
    聖徳太子の「和の精神」とは何か?
    天皇とはいかなる存在なのか?
    “クールジャパン”の源泉たる日本文化の神髄がよくわかる10章。

    知っていますか?
    ◎神話が語る日本文化の特色とは?
    ◎東京のど真ん中にある「空洞」皇居の意味するものとは?
    ◎『万葉集』を読むと日本人の考え方がわかる!
    ◎日本の仏像はなぜ生き生きしているのか?
    ◎日本の浮世絵がヨーロッパで大流行した本当の理由とは?
    ◎「専守防衛」は日本の伝統!

  23. 『[増補]世界史の中の日本 本当は何がすごいのか』

    [増補]世界史の中の日本 本当は何がすごいのか (扶桑社文庫) 文庫 出版社: 扶桑社文庫 (2016/12/24)

    日本人の立場と見方で書かれた
    「新しい世界史」の試み。
    他国の歴史と比べることで見えてきた
    日本の”いいところ”。

    日本の歴史は世界史の視点によって他国の歴史と比べてみるとよくわかる。
    四大文明と縄文文明、ギリシア神話と日本神話、コーランと十七条憲法、
    フランス革命と明治維新、欧米型資本主義と日本型資本主義など、
    ユニークな対比の中で”日本のいいところ”が浮かび上がる。
    日本と同時代の世界では何が起こっていたのか?
    それはどのような関連をもっていたのか?
    両者にはどのような違いが見られるのか?
    グローバルな歴史の枠組みの中で、
    日本人の立場と見方によって記された
    「新しい世界史」の試み。
    ※コラム「日本とユダヤ」を増補

    知っていますか?
    ◎縄文文明は世界の四大文明に匹敵する!
    ◎なぜ仁徳天皇陵は始皇帝陵やピラミッドよりも大きいのか?
    ◎ムハンマドのコーランと聖徳太子の十七条憲法はどう違う?
    ◎ヨーロッパ型資本主義と日本型資本主義はこんなに違う!
    ◎フランス革命、アメリカ独立と明治維新はこんなに違う!
    ◎美術絵画や壁画には「歴史の証拠」が描かれている!

  24. 『芸術国家 日本のかがやき I 縄文時代から飛鳥時代』

    芸術国家 日本のかがやき I 縄文時代から飛鳥時代 出版社: 勉誠出版 (2017/04月)

    独自の文明「芸術国家」を発展させた日本。
    日本人の感性、知性、創造性の「すぐれ」の淵源は縄文時代の火焔土器や土偶に表れている。
    形象から把握する新しい日本文化史。

    目次

    第一章 日本人はどこから来たか 列島で何を見たか

    第二章 日本は「芸術国家」である

    第三章 「形象」で語る日本「文化」史

    第四章 縄文土器・土偶はすでに芸術である

    第五章 中国と異なる巨大文明の発生

    第六章 日本の神々の偶像崇拝の禁止

    第七章 聖徳太子が世界の宗教を融合した

    第八章 仏像が人間と宗教を統一した─「ほと・け」と法隆寺

  25. 『芸術国家 日本のかがやき II 天平時代から鎌倉時代』

    芸術国家 日本のかがやき II 天平時代から鎌倉時代 出版社: 勉誠出版 (2017/04月)

    日本芸術が世界で最も輝いていた時代は天平時代から鎌倉時代においてである。
    平安・鎌倉の文化は神道と仏教が統合し、宗教性に裏打ちされた芸術を創造した。古典からマニエリスム、そしてバロックへと形を変えながら、西洋史の時代を超越して、日本の芸術は見事な展開を見せた。
    時間軸のみで捉える歴史観ではなく、様式の形式、すなわち文化的達成度の比較から彼我の歴史を見直す。

    目次

    第一章 日本の「古典主義」の基礎

    第二章 天平のミケランジェロ・公麻呂

    第三章 聖武天皇は芸術の都・奈良の大パトロンであった

    第四章 奈良の都のオーケストラ

    第五章 大画家・光源氏

    第六章 親鸞はルターに先駆けている

    第七章 運慶と鎌倉「バロック」期の巨匠たち

    第八章 日本の大学は西欧より進んでいた

  26. 『芸術国家 日本のかがやき III 室町時代から現代』

    芸術国家 日本のかがやき III 室町時代から現代 出版社: 勉誠出版 (2017/04月)

    浮世絵は芸術の民衆文化の象徴であり、芸術国家・日本の名を世界的にした。
    神々を表現した中世の能、中国や西洋文化の吸収、そして西欧に立ち向かった近代日本―日本文化が大きく花開いた中世・近世から、日本人としてのアイデンティティを問われる現代まで幅広い時代を大観する。
    日本の美術・芸術・文学を歴史と画像で実証する壮大な文明論。

    目次

    第一章 能に降臨する日本の神々

    第二章 中国へのロマンチシズム

    第三章 キリシタンと日本

    第四章 巨大で美しい城郭建築の文化

    第五章 日本の「近代」文化は江戸で花開いた

    第六章 浮世絵はなぜ「近代」絵画の先駆なのか

    第七章 「近代」日本人は西欧とどう対決したか

    第八章 日本の伝統を主張する美術と映画

    第九章 西洋知識人は日本をどう理解したか

    第十章 現代日本のアイデンティティー

  27. 『日本人にリベラリズムは必要ない。「リベラル」という破壊思想』

    日本人にリベラリズムは必要ない。「リベラル」という破壊思想 出版社: ベストセラーズ (2017/04/26)

    “西洋の思想”をありがたがるな! 「リベラリズム」は駄目な思想である―
    「リベラル」「リベラリズム」とは何か…?
    「マルクス経済学」(社会主義)から、フランクフルト学派「批判理論」、 フロイト「エディプスコンプレックス」、丸山眞男の日本論「古層」まで、 リベラルの欺瞞と危険性を暴く!
    「知の巨人」による思想論。

    20世紀におけるマルクス主義の経典『獄中ノート』

    リベラルの得意技は”言葉狩り”

    「生まれながらにして不幸」というフロイトの人間観

    OSS(戦略情報局)による「日本計画」

    天皇を利用した後に葬る「二段階革命」

    マルキシズムに利用されているアダム・スミスの思想

    「日本思想」をとらえ損なった丸山学

    「民主主義」の名で展開された「社会主義」

    誇りを持って自らの文化に生きる幸せ etc.

  28. 『聖徳太子 本当は何がすごいのか』

    『聖徳太子 本当は何がすごいのか』 出版社: 扶桑社 (2017/7/2)

    やっぱり聖徳太子は実在した!
    なぜ、「厩戸王」としてはいけないのか。
    決定的証拠で「不在説」を粉砕!

    文部科学省が2月に公表した中学校の次期学習指導要領改定案では、「聖徳太子」を「厩戸王」に変更する案が示された。しかし、数多くの批判が寄せられ、改定は見送られた。
    そもそもなぜこのような改定案が示されたのか? そこには史学界に「聖徳太子不在説」が根強く存在するとともに、聖徳太子の”抹殺”を図ろうとする勢力が存在するからである。
    本書では、著者の専門である美術史上の決定的な事実を最大の論拠として、その他、史学・考古学などの様々な論拠とともに、「聖徳太子不在説」を論破する。
    同時に、十七条憲法や冠位十二階を定め、中国との対等の外交を展開し、「和の精神」を唱え、神仏習合を図るなど、その後の日本人の基本形をつくり出したともいえる聖徳太子の意義について、易しく詳しく解説する。

    いまなぜ「聖徳太子」なのか――
    ◎教科書表記が「厩戸王」に変えられそうになった訳
    ◎歴史の真実は文字史料だけではわからない
    ◎太子の「実在」を示す”決定的な発見”
    ◎法隆寺と太子の謎を読み解けばすべてがわかる
    ◎「和を以て貴しと為す」に込められた本当の意味
    ◎「国家」とは何かを示している十七条憲法
    ◎紙幣の肖像に使われた理由、そして消えた訳
    ◎日本人にとって聖徳太子とは何か

  29. 『高天原は関東にあった 日本神話と考古学を再考する 』

    高天原は関東にあった 日本神話と考古学を再考する 出版社: 勉誠出版 (2017/7/24)

    日本古代史の常識を覆す衝撃の一冊!!
    土偶の造形は「水蛭子」がモデルとなっている!
    鹿島・香取神宮の存在が、日高見国の位置を明らかにしている!
    邪馬台国・卑弥呼は実在しなかった!
    古代の文献と考古学的を読み解けば、新たな古代史が見えてくる。

    目次
    第1章 縄文土偶は異形人形である
    第2章 神道は形象で表現される
    第3章 「国譲り神話」と出雲の銅剣、銅矛、銅鐸
    第4章 高天原は関東にあった―鹿島神宮と武御雷神の研究
    第5章 「高天原」は「日高見国」であった―縄文・弥生時代=天津神、古墳時代=国津神の時代
    第6章 「日高見国」から「大和国」へ―縄文・弥生時代の新しい歴史観
    第7章 なぜ「卑弥呼」神社はないのか―日本のどこにも存在しなかった「邪馬台国

    宮崎正弘氏の書評

    田中英道『高天原は関東にあった』(勉誠出版)

    「鹿島立ち」とは、いかなる意味が裏に籠められていたのか「天孫降臨」は関東から九州への遠征。高天原は関東にあった

    田中英道氏は美術史が出発点であり、考古学、古代史への分野へは美術の観点から興味を高められた。そのうえでイタリア、フランス、スペインの美術の造詣から、歴史の議論は国際的なパースペクティブに広がる。
    独自の歴史解釈、そのアプローチが学閥や通説に拘束されない、斯界のタブーを撃破していく。通説を完膚無きまでに論破するのは、そうした学問的背景がある。
    おそらく、本書で展開されている高天原が関東にあり、邪馬台国は実在しないという挑戦的な、革命的な書籍は既存の歴史学会や大学教授らは間違いなく無視するだろう。ちょうどアメリカの歴史学界が、真実を言う学者、ジャーナリストを「歴史修正主義」と言って排斥するように。
    「目から鱗が落ちる」などという表現は陳腐である。目から何十枚、何百枚も厚い鱗がぼとぼと落ちていくほどに本書に描かれた歴史解釈は従来の歴史通念をひっくり返すのだ。戦後の左翼が取り憑かれた愚昧な歴史観をひっくり反すコペルニクス的な、画期的な書物が本書なのである。
    というわけで、読了に三日かかった。かかりっきりで読んだわけでもないが、一行一行をかみ砕きながら読むと想定外に時間がかかるのである。
    冒頭に縄文土器の解釈がある。
    土器、土偶、とりわけ縄文の意味。田中氏はひろく諸外国の類似土器、土偶を美術史的な観点から比較考察する。その探求眼は国際比較文明学者のそれであり、土偶の造型の多くがデフォルメされ、水蛭子がモデルになっていることに着目し、日本の古代史の常識を覆る衝撃の歴史考察がつづく。
    「先史時代のヴィーナス」のようであっても、日本の長野県棚畑遺跡からでた「縄文のヴィーナスがもっとも美しい」とされる氏は、「写実性から離れ、抽象性、芸術性をもっている」とするのだが、その源泉は不明である。だが、氏は考古学的解釈や時系列に拘らず、フォルモロジーから真実に迫ろうとする。
    評者(宮崎)は土偶の変形とりわけ女性の腹部がふくよかすぎるほど出っ張った土偶をギリシアやキプロスでもみたが、当時は肥満女性が美しかったから等という解説は聞き飽きた。
    そういう陳腐な解釈が歴史を誤断させるのではないのか。
    青森の三内丸山遺跡には黒曜石が発見されている。近くの秋田県の山奥になるストーンサークルは、世界の果てにも類似があり、また巨石神殿は英国のストーンヘンジ、マルタの巨石神殿を連想するのは評者だけではあるまい。
    ともあれ日本の縄文時代は一万六千年以上まえからあって中国大陸や朝鮮半島とは無縁の独自の文化を形成していたことがわかる。
    ついで高天原が関東にあった理由に鹿島、香取神宮の存在と日高見国の位置の考証に移り、鹿島から鹿児島への船の移動を推論する。
    「鹿島立ち」が古来より意味したのは関東からの防人が九州の防衛に行くことだった。鹿島、香取神宮の付近には日高見という地名が多い。
    田中氏はこう言う。
    「ニニギノミヤは、鹿島から立って九州の鹿児島に船団で向かって到着し、『天下った』ことを意味し、『天孫降臨』の随伴する七柱の神とは、天児屋根命、天鳥船神、天津日高日子などで、まさに東国三社の神々であり、『日高見国』の人々がニニギノミヤを守り、従う随神たちであったことを示している」(174p)。
    さて評者も、神話の故郷、高千穂には三回でかけている。
    高千穂で「天の岩戸」なる場所を遠望し、高千穂神社での恒例の神楽見学のあと、土産屋に寄ると、「天孫降臨」という焼酎を売っていた。名前が気に入ったので思わず買ってしまった。
    高千穂から延岡へ山稜をたどるとニニギノミヤが降り立ったと言い伝えのある山がある。じつはこの山稜のなかに可愛岳がある。ご記憶だろう、この峻険は?山を越えて、西南戦争に敗れた西郷隆盛軍が薩摩への帰還の旅にでたことを。官軍はニニギノミコトの神話を思い出して、可愛岳を登攀した西郷軍を深追いしなかった。

    ▲「邪馬台国」も「卑弥呼」もシナの捏造なのだ

    白眉は「邪馬台国」。「卑弥呼」論争への決定打だ。
    田中氏は次のように言う。「魏志の倭人伝は倭国のことを具体的に描いたものではなく、若干の同一性を除くと、すべてフィクションであり、検討に値しない」。
    そう、魏志の倭人伝など、ずばり検討すること自体が徒労なのである。
    卑弥呼は倭国のひとつの邪馬台国の巫女に過ぎない。「つまり天皇のように倭国すべてを統一した上の、『権威的存在』ではない」のである(235p)。
    したがってどちらも実在しなかった。戦後歴史学は、邪馬台国の場所論争、卑弥呼は誰か、女王はどの地区を納めたのかと百花繚乱、侃々諤々、牽強付会の議論に明け暮れた。
    「実在しなかった」といきなり結論をいわれても、戸惑う読者も多いことだろう、と推察する。
    そもそも日本の歴史書に登場しない架空の国と女王。中国の三国志の附録にあたる魏志の倭人伝が言い出しているだけ。この一点をみても、奇怪である。
    思い出されたい。中国にとって歴史はプロパガンダであり、韓国のそれはフィクションであることを。
    魏志の倭人伝は風説、伝聞を纏めて仕上げた怪しい歴史書であり、そこにはシナの政治的打算、思惑が秘められている筈である。
    評者は昔から魏志の倭人伝は信用するに値せず、創作だろうと考えてきた。まず「倭人」という差別的軽蔑語、「卑弥呼」などとおおよそ女王に似合わない命名ぶりからも作者の政治的意図が推定できるのではないか。
    すなわち邪馬台国なるものは、あたかも南京大虐殺などというプロパガンダをまともに追求して、いや実際の犠牲は二万名だったとか、数千ではなかったかという不毛の反論に陥る。相手の陥穽にみごとに嵌っているのではないか。最初から偽書だと断定すれば、邪馬台国がどこにあったか、等という「誇大妄想」的で、レベルの低さを代弁するような愚劣な議論はうまれまい。
    「邪馬台国とか卑弥呼とかいう蔑称がいつの間にか歴史用語になり、教科書にまで載せられるようになったこと自体が、日本の歴史力のレベルの低さを示している」(228p)。
    田中氏は日本中どこを捜しても「卑弥呼神社」がないという冷厳なる現実から論を進める。

  30. 『日本の美仏 50選 』

    日本の美仏 50選 出版社: 扶桑社 (2017/9/2)
    穏やかな、あるいは荒々しい神秘的な仏像の数々。
    なぜ、見る者の心を落ち着かせるのか。
    日本全国の最高水準の仏像を一挙公開!

    西洋美術にも造詣が深い著者が、仏像に祈りを込めてきた
    日本人の心象風景も踏まえ紹介する珠玉のガイドブック。

    見る人に感動を与える美仏の数々
    浄楽寺『不動明王』(神奈川)――力強く攻撃的な「醜さ」の理由とは?
    新薬師寺『迷企羅』(奈良)――仏教が卑しいとする「怒り」をなぜ現している?
    興福寺『維摩居士』(奈良)――病に侵された僧侶の姿は何を伝えているのか?
    願成就院『毘沙門天』(静岡)――仏像はそれぞれの土地との深い関係がある
    三十三間堂『摩和羅女』(京都)――世界で最も秀逸な女性像は痩せた老女である
    永観堂『阿弥陀如来』(京都)――仏師が伝えようとした仏教の教えを読み解く
    熊野神社『成島毘沙門天』(岩手)――日本一巨大な毘沙門天は坂上田村麻呂!? 他

  31. 『葛飾北斎 本当は何がすごいのか』

    葛飾北斎 本当は何がすごいのか 写楽は北斎だった!

    世界に最も知られた日本人

    北斎の知られざる実像に迫る!

    「神奈川沖浪裏」や「赤富士」など『富嶽三十六景』の作者としてられる葛飾北斎。

    ライフ誌は1999年に「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に、北斎を日本人としてただ一人ランクインさせた(86位)。

    しかし、世界に最も知られている日本人画家の実像は、実は知られていない。

    「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」などインパクトのある役者絵の作者として知られる東洲斎写楽。

    わずか10か月で忽然と姿を消した謎の画家・写楽こそ、実は北斎だったのである!

    写楽=北斎である動かしがたい証拠も発見された。

    写楽=北斎となれば、北斎の評価はなお一層高まる。

    本書では、世界で最も知られた日本人=北斎の、知られざる実像を明らかにするとともに、世界に大きな影響を及ぼした、本当のすごさについて、わかりやすく解説する。

    【目次より】

    序 章 「世界の人物100人」に選ばれた葛飾北斎

    第1章 北斎こそが写楽である写楽は北斎だった!

    世界に最も知られた日本人

    北斎の知られざる実像に迫る!

    「神奈川沖浪裏」や「赤富士」など『富嶽三十六景』の作者としてられる葛飾北斎。

    ライフ誌は1999年に「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」に、北斎を日本人としてただ一人ランクインさせた(86位)。

    しかし、世界に最も知られている日本人画家の実像は、実は知られていない。

    「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」などインパクトのある役者絵の作者として知られる東洲斎写楽。

    わずか10か月で忽然と姿を消した謎の画家・写楽こそ、実は北斎だったのである!

    写楽=北斎である動かしがたい証拠も発見された。

    写楽=北斎となれば、北斎の評価はなお一層高まる。

    本書では、世界で最も知られた日本人=北斎の、知られざる実像を明らかにするとともに、世界に大きな影響を及ぼした、本当のすごさについて、わかりやすく解説する。

     

    【目次より】

    序 章 「世界の人物100人」に選ばれた葛飾北斎

    第1章 北斎こそが写楽である

    第2章 なぜ写楽は10か月で姿を消したのか

    第3章 写楽作といわれる二枚の肉筆画が伝えていること

    第4章 葛飾北斎の誕生――春朗・写楽を超えて北斎へ

    第5章 日本人の自然信仰が描かれた『富嶽三十六景』

    第6章 北斎が最晩年にたどり着いた場所

    第7章 キリスト教世界の絵画を変えた北斎の偉大さ

  32. 『日本の起源は日高見国にあった: 縄文・弥生時代の歴史的復元(勉誠選書)』

    日本の起源は日高見国にあった: 縄文・弥生時代の歴史的復元 出版社: 勉誠出版 (2018/1/31)

    「高い太陽を見る国=日高見国」は実在した!

    美術史の大家が、生物学、神話学、考古学を縦横無尽に博捜して解き明かす、古代史の謎。

    *「日高見国(ひたかみのくに)」とは…
    『日本書紀』や、その注釈書である『釈日本紀』の中に出てくる、かつて日本に存在したとされる国の一つ。
    その名称は今も日本各地に、日高、日田、北上、飛騨、飯高、日上、氷上などの地名として残っている。

    常識を覆す歴史解釈から鮮明に浮上する縄文・弥生時代、日本の原郷・原風景。「高い太陽を見る国=日高見国」はどこにあったのか。『古事記』『日本書紀』『風土記』などの詳細な検討と鹿島・香取神宮、三内丸山遺跡、富士山などとの関係から東西歴史の巨人・田中英道が解き明かす古墳時代以前約一万年の謎。

  33. 『天孫降臨とは何だったのか(勉誠選書)』

    天孫降臨とは何だったのか(勉誠選書) 出版社: 勉誠出版 (2018/3/31)

     

    日本創建のあらたな物語

    縄文時代、圧倒的に人口の多かった関東・東北は、日高見国という太陽信仰の祭祀国を形成、鹿島神宮の祭神タカミムスビからアマテラスヘの一族が率いていた。

    大陸からの脅威に対抗するため、関東の鹿島から九州の鹿児島へ、香取(柁取り神宮)と息栖神社(天の鳥船神社)の率いる船団が鹿島立ちして、鹿児島の天降り川に到着した。

    そこで準備して、イワレヒコ(神武天皇)が東遷して大和を征服した。

    最近の考古学と科学分析の成果は神話の新たな読み解きを導いた。

     

    目次

    序章 日本神話は歴史的事実の記憶である

    「天孫降臨」のイメージと誤解

    天孫降臨の「天」とは何か

    天孫降臨は天=空から「降りる」ではない

    かつて人口は日本列島東部にのみ集中していた

    日本の中心は東国「日高見国」にあった

    考古学研究が示す日高見国の主要地域

    縄文土器文化を担っていた日高見国

    東日本が記紀で重く語られないのはなぜか

    記紀に政治的な脚色はない

    第一章 高天原とは何か

    「島」をつくったイザナギ・イザナミ

    現実社会の起源として記された高天原

    高天原は触れてはいけない謎ではない

    島国という国家意識を示す国産みの神話

    縄文時代にはすでにあった国家体系

    高天原はどこにあったか

    富士山が高天原である可能性

    日本神話における高天原の変化

    ギリシャ神話を知っていた日本神話

    別世界ではなく地上にある黄泉の国

    イザナミの墓、黄泉の国がある場所の意味

    第二章 「天孫降臨」の真実と通説の誤ち

    簡単ではなかった降臨の道のり

    当初の予定は「天子降臨」

    葦原中津国という名が意味する場所

    日高見国と大陸の情勢

    ニニギノミコトとその一行

    正統な家系と血統による統治

    鹿島から船で出発した天孫降臨

    海人サルタヒコの水先案内

    鹿児島に到着したニニギノミコト一行

    船で東に進んでいった彼方にある「常世の国」

    亡き母の国「妣の国」

    「常世の国」と「妣の国」の東西対比

    関東「かたち」、関西「言葉」の文化の関係

    「かたちの文化」の中心としての富士

    日の上る方角に理想があった日本

    九州に高天原はありえない

    神話と土地の記憶と考古学的な事実

    縄文を体現しているサルタヒコ

    アメリカ大陸に渡っていた縄文人

    天孫降臨は弥生時代に行われた

    大量の人員が遠征した天孫降臨

    隼人、熊襲もまた天孫降臨による移住民

    鹿児島の名の由来と鹿島との関係

    ニニギノミコトとは別の天孫降臨

    「天孫降臨」に関する通説の誤ち

    第三章 ニニギノミコトの子孫たち

    時代の推移を示すコノハナノサクヤヒメの逸話

    神の子が人間社会の中に入っていく過程

    コノハナノサクヤヒメと吾田鹿津姫

    山幸・海幸とアマテラス・スサノオの関係

    ホオリが美男であることの意味

    日本の歴史の基本である山幸彦対海幸彦

    日本列島恒常の課題が記されている日本神話

    海の向こうに見る理想

    綿津見の神の国とエクアドル

    水平方向に転換されるべき関係

    第四章 神武東征からわかる関東勢力の存在

    神武天皇からすべては始まるという日本観

    東を忘れた記紀の記述

    イワレヒコ(神武天皇)の血統と呼び名

    東征の決心と東方の意味

    東征の中継地・吉備の国と前方後円墳

    神武東征軍の水先案内人

    ナガスネヒコ軍の東側に回り込む意味

    イワレヒコ親族の最初の戦死

    艱難辛苦が描かれる神武東征

    鹿島神宮祭神タケミカヅチの応援

    八咫烏とイワレヒコの軍組織

    軍略に長けた大和の支配者たち

    決定的だったタカミムスビの登場

    天孫降臨を忘れて土着したニギハヤヒ配下

    神武東征は西を日本の中心とする過程

    東征軍の土蜘蛛討伐の理由

    オオモノヌシの娘を后とした理由

    二人のハツクニシラススメラミコト

    お神楽と高天原

    太陽を思った時、精神の活動が始まる

  34. 『日本国史 世界最古の国の新しい物語(勉誠選書)』

    日本国史 世界最古の国の新しい物語 発行:育鵬社 / 発売:扶桑社(2018/6/2)

    【本の内容】

    歴史とは国家の「来歴」を語る「物語」である!

    高天原は関東にあった!?

    天孫降臨はフィクションではない!?

    ・神武天皇の実在を示す日本独特の巨大な前方後円墳

    ・法隆寺は日本人の精神性の結晶

    ・白村江の戦いを契機に生まれた日本の対外的国家観

    ・社会福祉活動を政治に反映させた光明皇后の功績

    ・東大寺の再建によって結びついた天皇家と源頼朝

    ・外国人を巧みに利用して外交方針を定めた徳川家康

    ・明治維新最大のポイントは律令制の復活にあった

    ・三島由紀夫の死と日本人のあるべき生き方……他

    本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(小社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです

  35. 『日本人を肯定する―近代保守の死』新書

    20181001 【本の内容】

    三島由紀夫、江藤淳、西部邁…戦後日本の保守論客たちの自死は何を意味するのか?「近代」思想が破壊しようとする、伝統文化と秩序。
    その背景にあるユダヤ思想の正体、そしてマルクス主義との関連を明らかにする。日本人の劣化・自滅は防げるか?

  36. 『邪馬台国は存在しなかった」 (勉誠選書)

    『邪馬台国は存在しなかった」 (勉誠選書)

    出版社: 勉誠出版 (2018/12/25)

    【本の内容】

    『魏志倭人伝』を疑う

    なぜ「卑弥呼」も「邪馬台国」も『魏志倭人伝』にしか登場しないのか?
    作者・陳寿はどのようにして『魏志倭人伝』を書いたのか?
    なぜ「卑弥呼神社」は存在しないのか?
    戦後最大の未解決問題に決着をつける!

  37. 『日本が世界で輝く時代』単行本

    日本国史 世界最古の国の新しい物語

    出版社: 扶桑社 (2018/12/27)

    【本の内容】

    世界各国が混迷を深める中、今キラリと輝いているのは、日本の長い歴史と文化である。”いぶし銀”のような実力と価値。新時代のグローバル・スタンダードとしての日本的価値を縦横に論じる。「パリでいつも夏休みを過ごすという、リトアニアの美学者が私に言いました。『今や、世界の文化の中心は、フランスではなくて、日本だ』と。この書には、現在の日本の宗教、日本の伝統、日本人のあり方が語られています。そして、すぐれた思想、豊かな歴史と伝統が強く残っている日本を、世界に伝えていくべきだ、ということを述べています。いわばこの書は、日本が世界に発信すべき内容は何かを述べたもの、と言ってよいでしょう。混迷を深める世界は今、日本に注目しているのです」(著者「まえがき」より)◎日本のユニークさ◎日本の歴史の特異性◎新たな神道の定義◎神と仏と現代日本◎リベラリズムと家族の復権◎世界に多大な影響を及ぼしている日本文化◎日本の道徳「再考」◎事実に根ざした正しい歴史認識

  38. 『誰も語らなかった フェルメールと日本』単行本(ソフトカバー)

    『誰も語らなかった フェルメールと日本』単行本(ソフトカバー)

    出版社: 勉誠出版 (2019/08/30)



    【本の内容】

    日本に魅了された画家―

    オランダの巨匠フェルメールとユダヤ人哲学者スピノザとの関係や、ユダヤ人の東インド会社と石見銀による莫大な利益と繁栄…。
    17世紀のオランダは、日本・ユダヤを無視しては語れない!
    西洋美術史の第一人者が語る大画家の謎。
    フェルメールの作品全36点をカラーで掲載。

  39. 『日本が世界で輝く時代』単行本

    日本国史 世界最古の国の新しい物語

    出版社: 扶桑社 (2018/12/27)



    【本の内容】

    世界各国が混迷を深める中、今キラリと輝いているのは、日本の長い歴史と文化である。”いぶし銀”のような実力と価値。新時代のグローバル・スタンダードとしての日本的価値を縦横に論じる。「パリでいつも夏休みを過ごすという、リトアニアの美学者が私に言いました。『今や、世界の文化の中心は、フランスではなくて、日本だ』と。この書には、現在の日本の宗教、日本の伝統、日本人のあり方が語られています。そして、すぐれた思想、豊かな歴史と伝統が強く残っている日本を、世界に伝えていくべきだ、ということを述べています。いわばこの書は、日本が世界に発信すべき内容は何かを述べたもの、と言ってよいでしょう。混迷を深める世界は今、日本に注目しているのです」(著者「まえがき」より)◎日本のユニークさ◎日本の歴史の特異性◎新たな神道の定義◎神と仏と現代日本◎リベラリズムと家族の復権◎世界に多大な影響を及ぼしている日本文化◎日本の道徳「再考」◎事実に根ざした正しい歴史認識

  40. 『発見! ユダヤ人埴輪の謎を解く』新書

    『発見! ユダヤ人埴輪の謎を解く』新書

    出版社: 勉誠出版 (2019/10/11)

    【本の内容】

    衝撃の古代史!

    高い帽子、伸びた髭、豊かなもみあげをもつユダヤ人埴輪が多数出土している。
    それは秦氏一族である。
    形象学・遺伝子学・文献学から実証解明する。

    戦後、日本文化は朝鮮・中国から来た、という考え方が研究者によって植えつけられました。
    秦氏は新羅出身であるとか、中国からやって来たと、一般に考えられていますが、そうではないのです。
    なぜDNA鑑定で、日本人がユダヤ人に近いD2があるのか。
    それがユダヤ人埴輪の存在で、初めて跡付けられました。
    どうして日本人と朝鮮、中国の文化とが異なるのか、わかったのです。

  41. 『新しい日本史観の教科書』 単行本(ソフトカバー)

    新しい日本史観の教科書

    出版社:ビジネス社 (2019/11/3)

    【本の内容】

    正しい歴史に「修正」せよ

    【日本人の、】
    【日本人による】
    【歴史観をとり戻そう】

    旧約聖書からアナール学派まで
    古今東西の歴史学を縦横無尽に一刀両断!
    西洋にとらわれず日本人自身の手で歴史を語ろう!

    □第1章リベラルに支配された日本の歴史の世界
    □第2章日本人は日本史をどう書いてきたか–古事記・日本書紀から皇国史観まで
    □第3章西洋人は歴史をどう書いてきたか~旧約聖書と終末論~
    □第4章進歩史観と福澤諭吉
    □第5章アジアは本当に遅れていたのか–ヘーゲル歴史観が世界史を歪めた
    □第6章ランケの実証主義史観が未だに学会を支配している
    □第7章階級闘争史観は日本に合致しない
    □第8章ウェーバー「合理性」史観は日本になじまない
    □第9章アナール学派とどう戦うか
    □第10章新しい日本史観を確立せよ

    歴史は「どう」とらえるかで、誇りにも恥にもなる。
    古今東西の歴史学を碩学・田中英道が縦横無尽に一刀両断。
    古事記・日本書紀がいかなる日本を描き、
    西洋の歴史学がいかにして
    日本の歴史学を縛り付けているのか?
    日本の歴史を、正しくとらえる視点を学びます。

  42. 『ユダヤ人埴輪があった! 日本史を変える30の新発見』単行本(ソフトカバー)

    ユダヤ人埴輪があった! 日本史を変える30の新発見

    出版社:扶桑社 (2019/12/1)

    【本の内容】

    歴史の定説を覆す新説!

    いま、日本史が面白い!

    千葉県山武郡芝山町の姫塚古墳から、
    ユダヤ人と思われる埴輪が発見されていた。
    いったいこれは、どういうことなのか?

    日本史の見方が変わる30の新視点
    縄文時代の火焔型土器とは、水紋土器だった!
    日本神話に記された高天原は、関東にあった!
    天孫降臨とは何だったのか?
    ヤマトタケルは誰だったのか?
    邪馬台国も、卑弥呼も、実は存在しなかった!
    皇紀元年の真実とは?
    謎の絵師、東洲斎写楽とは、葛飾北斎だった!
    (しゃらくせい!あほくせい!)
    なぜ「近代」文学者は自殺するのか<?br>
    その他

  43. 『老年こそ創造の時代「人生百年」の新しい指針』単行本(ソフトカバー)

    老年こそ創造の時代「人生百年」の新しい指針

    出版社:勉誠出版 (2020/2/14)

    【本の内容】

    葛飾北斎90歳、ミケランジェロ89歳。大芸術家たちの「人生100年」論。
    現代の「人生100年時代」という言葉には、テクノロジーの進歩や健康医学の進展、薬品の開発によって寿命が否応なく伸びやっかいな問題を新たに抱えた、というネガティブなニュアンスが大いにある。
    しかし、経験と知見を積み重ねた「人生100年」は古来ずっと存在し、人類が考え続けてきたテーマであることは、長く生き、素晴らしい創造性を持った人々が少なくなく存在し、同時に彼らもまた老人の人生を語ってきたことで証明されている。
    大局的な視点に立ち、国内外の先人に学ぶことで、現代を生きる老人たちの新しい生き方を模索する。

  44. 左翼グローバリズムとの対決 (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    左翼グローバリズムとの対決 (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    出版社:育鵬社 (2020/6/21)

    【本の内容】

    今こそグローバリズムへの幻想を捨て、健全なナショナリズムへの転換が必要である。グローバル化の裏に隠れた左翼思想を撃つ!

  45. 日本国史の源流 縄文精神とやまとごころ (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    日本国史の源流 縄文精神とやまとごころ (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    出版社:育鵬社 (2020/9/20)

    【本の内容】

    日本国は、どのようにしてつくられたのか?日本人は、何をよりどころにしてきたのか? 「縄文精神」と「やまとごころ」の2つのキーワードから日本国史の本質を読み解く。

  46. 「国譲り神話」の真実―神話は歴史を記憶する (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    「国譲り神話」の真実―神話は歴史を記憶する (日本語) 単行本(ソフトカバー)

    出版社:勉誠出版 (2020/10/26)

    【本の内容】
    神話と歴史が結びつく国、日本
    「考古学的大発見」と称されることだけで済まされている、荒神谷遺跡の銅剣三五八本。
    比較的短期間に製作されて埋められた証拠とだけ語られる、その内の三四四本に刻まれた×印。
    これらは「国譲り神話」とどのような関係を持っているのか
    神話と考古学的発見との結合によって「国譲り神話」が豊かで血肉のついた歴史として語られる可能性を持っていることを検証する。

    『古事記』『日本書紀』を丹念に読み解き、実際の遺跡・考古学的資料と比較することで、古代日本を解き明かす。

  47. 「日本神話と同化ユダヤ人」 単行本

    「日本神話と同化ユダヤ人」 単行本

    出版社: 勉誠出版 (2020/12/04)



    【本の内容】
    歴史の遺物の形象に、意味を探る―ほとんど文献を欠いた考古学研究のための方法論の一つである、形象学(フォルモロジー)。そこには図像的、考古学的な意味だけではなく、それ以上の歴史的意味、解釈学的意味がある。美豆良をつけたユダヤ人埴輪により、日本に多くのユダヤ人が来ており、日本文化に多大な貢献をしたことが判明した。紐状の縄文で、渦・水流を縦横無尽に作った土器からは、水に対する信仰があったことを解明する。魅力的な8つの論考により、日本考古学・歴史学に大きな問題提起をする快著。

  48. 「決定版 神武天皇の真実」 単行本

    「決定版 神武天皇の真実」 単行本

    出版社: 扶桑社 (2021/2/10)



    【本の内容】
    初代天皇は「誰」なのか?
    『古事記』『日本書紀』の記述をもとに、最新の考古学の成果を踏まえ、導き出された結論とはーー。
    日本古代史最大の謎に迫る!

  49. 「京都はユダヤ人秦氏がつくった」 単行本

    「京都はユダヤ人秦氏がつくった」 単行本

    出版社: 扶桑社 (2021/1/31)



    【本の内容】
    巨大な古墳や平安京の造成、寺社建築、仏像制作に関わり、古都・京都の原型をつくったのはユダヤ系の渡来人、秦氏だった!なぜ日本の規格に合わない都がつくられたのか。渡来人は朝鮮人・中国人という思い込み。太秦はなぜ「ウズマサ」なのか。祇園祭の起源は何か。八坂神社、伏見稲荷大社、上賀茂神社、松尾大社、他、古代史の定説を覆す新説。

  50. 「日米戦争 最大の密約」 単行本

    「日米戦争 最大の密約」 単行本

    出版社: 育鵬社(2021/6/2)



    【本の内容】

    日米戦争の暗部に迫る!

    敗けると予測された戦争に

    なぜ日本は突き進んだのか?

    敗れた戦争のはずなのに

    なぜ国体は守られたのか?



    日米開戦80年

    ◎日・米・英の思惑による日米開戦

    ◎真珠湾攻撃の「奇襲」という演出

    ◎歴史の裏側を記すOSS文書

    ◎山本五十六の「運命の片道飛行」

    ◎すべて消された日本の原爆計画

    ◎日本の寺社や文化財を守ったのは誰か

    ◎日本の奇妙な「敗戦」

  51. 「日本と中国 外交史の真実」 単行本(ソフトカバー)

    「「日本と中国 外交史の真実」 単行本(ソフトカバー)

    出版社: 育鵬社(2022/7/13)



    【本の内容】

    『魏志倭人伝』や邪馬台国・卑弥呼を重要視しすぎる日本の歴史解釈に異を唱え、日本と中国の本当の「関係史」を正しく捉える!

    序章 邪馬台国は存在しなかった

    第一章 孔子の論語の九夷=日本

    第二章 日本にやって来た徐福

    第三章「漢委奴国王印」は偽造である

    第四章 帥升(師升)という日本人はいたか

    第五章 倭国は魏王朝に朝貢したのか

    第六章 「倭の五王」とは誰か

    第七章 遣隋使と遣唐使

    第八章 日本を憧憬していた中国

    第九章 日本の近代化に学んだ中国の知識人

  52. 「日本国史(上) 」単行本(ソフトカバー)

    日本国史(上) 単行本(ソフトカバー)

    出版社: 扶桑社(2022/3/12)



    【本の内容】

    最新の歴史研究を踏まえた「田中日本史」の決定版。日本史を各時代のエピソードを中心に通史で概観! *上巻は縄文から平安時代まで。

    第一章・日高見国――縄文・弥生時代、関東にあった祭祀国家
    第二章・天孫降臨――関東から九州へ、船で渡った瓊瓊杵尊
    第三章・大和時代――神武天皇と日本の統治
    第四章・飛鳥時代――日本人の神髄「和」の思想の確立
    第五章・律令国家の誕生と国家意識の確立
    第六章・奈良時代――日本の古典を成熟させた天平文化
    第七章・平安時代――貴族が極めた宮廷文化の頂点

    ※本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(育鵬社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです。

  53. 「日本国史(下) 」単行本(ソフトカバー)

    日本国史(下) 単行本(ソフトカバー)

    出版社: 扶桑社(2022/3/12)



    【本の内容】

    最新の歴史研究を踏まえた「田中日本史」の決定版。日本史を各時代のエピソードを中心に通史で概観! *下巻は鎌倉時代から現代。

    第八章・鎌倉時代――武家政治が生み出した仏教美術
    第九章・室町時代――現代に継承される日本文化の誕生
    第十章・戦国・安土桃山時代――西洋文明との邂逅
    第十一章・江戸時代――百万人都市が育んだ庶民文化
    第十二章・明治維新――西洋文明との格闘、そして独自性の追求
    第十三章・日清戦争から大東亜戦争まで――近代化された日本の戦争
    第十四章・現代に続く日本文化の財産

    ※本書は平成24年刊行の田中英道著『日本の歴史 本当は何がすごいのか』(育鵬社刊)をもとに、最新の歴史研究の成果を踏まえ、大幅な加筆を行い刊行するものです。

  54. 「日本にやって来たユダヤ人の古代史」単行本(ソフトカバー)

    「日本にやって来たユダヤ人の古代史」単行本(ソフトカバー)

    出版社: 文芸社(2022/11/15)



    【本の内容】

    彼らはなぜ日本人に同化していったか? 彼らはなぜ天皇を支持したか? なぜ多くの神社仏閣を造ったか――。日ユ同祖論の何が誤りかを明かし、聖書や神話から、古代ユダヤと日本のつながりを読み解く。「渡来人=中国・朝鮮人」という誤った先入観を正し、「スサノオはユダヤ系だった」「日米の密約が天皇陛下を救った」など衝撃の事実を明かす。「知の巨人」が語る新しい日本國史。

  55. 「虚構の戦後レジーム」単行本(ソフトカバー)

    虚構の戦後レジーム

    出版社: 文芸社(2023/1/21)



    【本の内容】

    歴史・思想・文化・科学・金融…… 巨大な噓を見抜き、美しい国・日本を取り戻せ  「戦後レジーム」という言葉の意味は、先の大戦後に確立された世界秩序の体制や制度のことを指す。しかし、この戦後体制はすべてが仕組まれたものであり、噓で塗り固められた“虚構”である。  こう断言すると、多くの識者が難色を示すかもしれないが、歴史を冷徹な目で紐解けば自ずとその答えに辿り着く。  「先の大戦で日本は本当に負けたのか」「西洋文明の“近代”は優れていると言えるのか」「リベラルという思想は果たして弱者救済に役立つものなのか」等、近現代史や思想史の常識を問い直してみるべきだ。  戦後、欧米諸国やグローバリスト、左翼勢力たちによって我が国は根本から揺さぶられてきた。戦後レジームからの脱却を目指していた安倍晋三元首相が糾弾に倒れてしまった今、日本国民一人ひとりがこの問題に対峙しなければならない……。 「美しい国・日本」を取り戻すために、歴史・美術史の知の巨人・田中英道がまやかしの戦後体制を一刀両断する一冊!

  56. 「聖徳太子は暗殺された ユダヤ系蘇我氏の挫折」単行本(ソフトカバー)

    「聖徳太子は暗殺された ユダヤ系蘇我氏の挫折」

    出版社: 扶桑社(2023/2/2)



    【本の内容】

    聖徳太子をキリストに仕立てようとした蘇我馬子の狙いとは? 蘇我氏の野望と聖徳太子伝説を読み解く。
    仏教受容をめぐって古代日本で起きた権力闘争の本質に迫る!
    『ユダヤ人埴輪があった!』『京都はユダヤ人秦氏がつくった』に続くシリーズ第3弾。

    ◎厩戸皇子という名と蘇我馬子という名前
    ◎丁末の役 蘇我・物部氏の争い
    ◎蘇我馬子による崇峻天皇の殺害
    ◎推古天皇の即位の例外性
    ◎馬子はいかに聖徳太子をキリストにしたかったか
    ◎聖徳太子の思想が馬子の謀略と対決した『三経義疏』と「和」の思想
    ◎法隆寺『釈迦三尊像』の光背に刻まれた銘文の意味
    ◎聖徳太子は暗殺されたか 妃、太子の薨去日の一日のずれ
    ◎蘇我入鹿による山背大兄王一族の暗殺
    ◎乙巳の変 蘇我氏支配の終焉
    ◎「大化の改新」とは何か 聖徳太子の政治思想の実現の試み

  57. 「[新装版]日本の宗教 自然道がつくる神道・仏教 単行本」(ソフトカバー)

    「[新装版]日本の宗教 自然道がつくる神道・仏教 単行本」」

    出版社: 扶桑社(2023/4/5)



    【本の内容】

    日本が豊かな歴史と文化を育んできた最大の要因は「自然」を「神」とした宗教観にある!
    なぜ日本人は「自然」を「神」と呼んだのか、『古事記』と『旧訳聖書』の決定的な違いは何かなど、比較文化の視点から日本人の宗教意識を解き明かす。

    第一章 日本の宗教は本当にすごい
    第二章 一神教の「虚構」
    第三章 一神教の衝突
    第四章 「共同宗教」と「個人宗教」
    第五章 神道は「自然道」
    第六章 ユダヤ教とキリスト教の対話
    第七章 一神教以前の宗教
    第八章 自然はどう語られてきたか

    ◎神様はどのようにして生まれたのか?
    ◎『三種の神器』とは何か? どのような意味があるのか?
    ◎神様と仏様は何が違うのか?
    ◎神宮寺は神社なのか、お寺なのか?
    ◎奈良の春日大社には、なぜ鹿がいるのか?
    ◎ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通点は何か?
    ◎一神教と多神教の違いは何か?
    ◎日本人の宗教観は現代科学とどのような関係があるのか?

  58. 「日本とユダヤの古代史&世界史 – 縄文・神話から続く日本建国の真実 – 単行本 –」

    「日本とユダヤの古代史&世界史 - 縄文・神話から続く日本建国の真実 - 単行本 –
」

    出版社: ワニブックス(2023/6/9)



    【本の内容】

    日本とユダヤの古代史&世界史 – 縄文・神話から続く日本建国の真実 – 単行本 –

    あなたの歴史観が変わる!謎解き!歴史物語!
    教科書にも載らない、縄文・神話の時代から続く、日本とユダヤの壮大なストーリー!
    ヤハウェ→ヤハタ→八幡神? ユダヤ人埴輪? エデンの園は日本だった!?
    なぜユダヤ人たちは世界を流浪するのか?
    なぜ彼らは日本に同化したのか?
    天孫降臨にも、巨大古墳にも、神社やお祭りにも、彼らの痕跡が!?
    ミステリー小説の謎解きのような、画期的に面白い歴史対談!

    ★日ユ同祖論を超える「日ユ同化論」!
    ★ユダヤ人渡来は5つの波
    ★「出エジプト」が1stタイミングだった!では2回目はいつ?
    ★縄文時代、「日出ずる国」日本にやってきたユダヤ人
    ★ユダヤ旧約聖書に、同化ユダヤ人の証拠あり!?
    ★太陽信仰のメッカだった高天原は現在の千葉と茨城!?
    ★スサノオとサルタヒコはユダヤ人だった!?
    ★「天孫降臨」「神武東征」に関わったユダヤ人とは?
    ★「ユダヤ人埴輪」を知っていますか?
    ★巨大古墳や埴輪にみるユダヤ人的テクノロジー
    ★渡来人が中国人、韓国朝鮮人ではなく、ユダヤ人である理由
    ★秦の始皇帝ユダヤ人説!徐福が日本にもたらしたもの。
    ★祇園祭は「ノアの方舟」を祝うお祭りだった!
    ★赤い鳥居と神社の謎!
    ★渡来人・秦氏がつくった古墳、埴輪、京都、神社 
    ★蘇我氏はキリスト教を布教したかった!?
    ★ザビエルとコロンブスは隠れユダヤ教徒だった!?
    ★アシュケナージ、スファラディ……ユダヤ人は一枚岩ではない!
    ★樋口季一郎中将が満洲で語った「ユダヤ人へのメッセージ」

  59. 「やはり義経はチンギス・ハーンだった フォルモロジーからの再検証 単行本(ソフトカバー)」

    「やはり義経はチンギス・ハーンだった フォルモロジーからの再検証 単行本(ソフトカバー)」

    出版社: 文芸社(2023/9/15)



    【本の内容】

    秦氏ユダヤ人・義経はなぜユーラシア大陸を支配できたか? 義経は同化ユダヤ人としての国際感覚を生かしてモンゴル帝国をつくった――。戦後の自虐史観の中で封殺された「義経=チンギス・ハーン」説をフォルモロジー(形象学)で読み解く。『日本にやって来たユダヤ人の古代史』(3刷)で古代ユダヤ人来訪説をめぐる新解釈を示した著者が、義経=チンギス・ハーンの真相に迫る。